香川県立アリーナは、香川の新たなランドマークとして、また新たな感動の場として最大収容客数1万人と中四国最大級のアリーナとして建築家ユニットSANAAによってつくられました。香川県立アリーナの魅力についてみていきます。

SANAA

金沢21世紀美術館
1995年SANAA設立
建築家妹島和世と建築家西澤立衛による建築家ユニット。
1996年 熊野古道なかへち美術館竣工
2004年 金沢21世紀美術館竣工
2006年 海の駅なおしま竣工
2009年 ROLEXランニングセンター竣工
2012年 ルーヴル・ランス竣工
名前の由来は"Sejima and Nishizawa and Associates"の頭文字を取ったものです。
SANAAの作品は、光や風などの自然要素を巧みに取り入る設計、軽やかなデザインや周囲の環境と調和する空間作りとなっています。それらは、周囲の環境に溶け込むような透明感や開放感、そして曲面を用いた有機的なデザインが目を惹き、シンプルながら独自の美しさを持っています。
SANAAの作品は高く評価され、建築界のノーベル賞とも呼ばれるプリツカー賞をはじめ、国際的な栄誉ある賞を数多く受賞しています。
新県立体育館整備の基本的な方針
新香川県立体育館整備の方針については、新香川県立体育館整備基本計画にて2017年に香川県教育委員会にてまとめられました。

サンポート地区
・コンサートやMICEに利用。
・県大会など中規模なスポーツ競技大会開催。
・日常のスポーツ活動の場として利用。
・大規模なスポーツ競技大会開催時の練習会場。
・MICEに利用。
(3)武道施設兼多目的ルーム
・柔道、剣道等の大会を開催。
・少人数のスポーツ活動や文化活動に利用。

プロムナードからは瀬戸内海を感じることができる
アリーナの特徴
香川県の恵まれた自然環境に呼応する穏やかな屋根の体育館は、島々に浮かぶ瀬戸内海、背後にある山、そして空と一緒になって象徴的な風景をつくり出しています。


低い軒先と庇空間が所々で高くなることで、アリーナはアプローチや広場に開き、多様で有機的な関係をつくり、人々が集いやすい施設となっています。

アリーナ内部

交流エリア

メインアリーナ
広々とした一階の交流エリアは、コンサートの退出時の人混みを緩和させる機能とイベントなどの本番前のウォーミングアップやリハーサルを行う場所となっています。SANAAの特徴の一つである白を基調とし、シンプルながらも美しさと機能性を兼ね備えた内部となっています。
風景とともにある新たなアリーナ

41年ぶりの香川県でのコンサートとなったサザンオールスターズがアリーナのこけら落としコンサートとなりました。
香川の魅力の一つである瀬戸内の風景と一体となったアリーナは、次世代につながる新たな文化や活気をもたらす施設として県民に親しまれるランドマークとしてウオーターフロントを賑わすこととなるでしょう。

不定期開催のライトアップイベント